ニブル

 ニブル(nybble)という言葉はあまり聞きなれないものかもしれません。これは4ビットを表します。つまり通常の1バイトの半分です。
 4ビットがどんなときに出てくるのかなと考えてみると、これは16進数の1桁なんですね。たとえば、2進数の 00111111 を前半の 0011 と後半の 1111 の4ビットずつに分けると、前の4ビットが「3」後の4ビットが「F」となって「3F」と2桁の16進数になります。
 ところで、英語のnybbleてどんな意味なのでしょう。実はもともとそんな単語はありません。nibbleというのがあって、これは食べ物を少しずつ齧る(かじる)という意味なんです。おや? byteとbiteの関係と同じです。噛むという意味のbiteのiをyに変えてbyte。誰が付けた名前か知りませんが、こんなところにも遊び心があります。
 さらに、アメリカでは5ビットを表す言葉もあるんだそうです。それはニクル(nickle)。なぜ? アメリカの硬貨で5セントをnickelと呼びます。金属のニッケルが入っているからです。それとニブルからのつながりでニクル??? でも5ビットなんてどこで使うのでしょうか。 --- Y.O.

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