このウェイトは重さ(Weight)じゃなくて、待つ(Wait)の方です。CPUがメモリーや外部の装置とデータのやり取りをするにはタイミングが合わなければなりません。大抵はCPUの方が速いので、クロックいくつか分待って遅い相手と合わせます。このようなタイミング合わせをすることを「同期をとる」といいます。
CPUから見れば無駄に待つだけですからウェイトは少ない方がいいわけです。待つ必要がない場合はノーウェイトといいます。
コンピュータというのはクロックという号令にあわせて行進しているようなものです。ですから全体の速さは一番遅いもので決まってしまうというわけなんですね。CPUが最新式であってもハードディスクが古かったり、USBが古い規格であったりするといらいらするほど遅いのはこういうことです。
ところで、コンピュータを使う場合に一番、ウェイトの大きいものは何でしょう?...それはもちろん人間です。CPUから見たら人間は気が遠くなるほど遅いパーツなんでしょうね。
--- Y.O.