ルータは英語でrouter、そしてrouteは名詞としては「道筋」、「ルート」、動詞としては「発送する」、「回送する」という意味があります。ネットワークのルータはネットの分岐点において、受け取ったパケット(データの塊)を正しく目的の場所へ送る機能を持っています。つまり、どの道に通すかを判断してその方向だけへ送ったり、場合によっては通過を阻止したりすることもあります。
ネットワークの分岐はハブによっても行われます。でもハブは単に分岐するだけで行き先を選別する機能はありません。最近は一般家庭でも複数のパソコンをネットにつなぐためにルータを使うことが増えているようです。このときハブでなくルータを使う利点として、外部からの不正侵入をかなりの割合で防ぐことができるということもあります。
ところで、木工の好きな方はルータというと全然別のものを思い浮かべるのではないでしょうか。モーターの回転軸に付けた刃物で木材に溝を掘ったり面取りをする道具です。ネットが普及する前はルータといえばこれを指したものですが...
--- Y.O.