クッキーとは、ウェブサイトの閲覧に関する情報を、閲覧者側のパソコンに保存する仕組みのことです。同じページを再び訪れると、サイトのサーバーはクッキーの情報を送るように要求してきます。そしてサイト側は、それを参照してユーザーを特定できるというわけです。
クッキーでは、サイト側からの要求でユーザーのコンピュータ内にクッキーのファイルを作成し、要求を出したサーバーからしか読めないことになっています。そして、保存した情報を使うと、前回のアクセス日時、ショッピングカートの中身などがわかると説明されることが多いのですが、実際はそんな細かい情報は記録されません。あくまでも閲覧者を特定する最低限の情報だけ使って、個人情報はさすがにセキュリティ管理されたサーバーで保存しています。
ところで、これをなぜクッキーと呼ぶのでしょう。調べるとフォーチュンクッキー(おみくじ入りのクッキー)との類似からきている、など実しやかな説もありますが確証はないようです。もっとも信用できそうなのが、Magic Cookieという言葉をネットスケープの開発者が単にCookieとして使ったからだというもの。Magic CookieとはUNIXの通信プログラムでクッキーと似たような働きをするデータのことだそうです。
そうするとMagic Cookieのクッキーはどこから来たの? となりますね。たった2〜30年程度前のことなのにもうわからなくなってしまったようです。 --- Y.O. ---