フラットケーブル

 フラットケーブルとは、パソコンの内部でハードディスクやCD-ROMドライブなどを接続するケーブルです。樹脂で被服された非常に細い導線が何十本も横並びに接着され帯のようになっています。沢山の信号を一度に送る並列接続のためのケーブルです。
 ところで、パソコンを自作する場合、実はこのフラットケーブルというのが意外に難物なのです。まずコンパクトなケースの場合、ケーブルの引き回しに苦労します。ハードディスクのケーブルでは40本もの線があります。ですからフラットケーブルは折りたたむような曲げには柔らかくても、ねじる曲げには結構硬いのです。
 それから、フラットケーブルのコネクタ(接続端子)は長方形です。そのため、どっち向きに差し込めばいいのか分かりにくいことがあります。大抵は切り欠きなどで逆指しを防止していますが、たまに何もない場合や、無理に押せば逆でも入ってしまう場合があります。こういうのは設計者のセンスの悪さなんでしょうか。それともパソコンの中を触るなら、そのくらい覚悟でやれ、ということなのでしょうか。  --- Y.O. ---

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