木構造(きこうぞう)

 木構造(Tree Structure)とは、数学のグラフ理論やコンピュータのデータ構造で使われる言葉で、下の図のようなものです。

 でもそんなに難しく考えなくても、パソコンのディレクトリ(フォルダ)を図示するときにこんな図を使うことでしょう。その他に、将棋やチェスで今の状態から1手先、2手先がどうなるか考えてもこんな図になります。特長は、点(ノード)から枝分かれしていくこと。枝どうしが先でつながることはないことです。
 ところで、これを木と見なすには図を逆さまにしなければいけませんね。でも普通はこのように描いて、一番上の点をルート(根)といいます。パソコンのディレクトリも一番上をルートといいます。そして、UNIXではそこにアクセスできる管理人のこともルートと呼びます。これはWindowsならアドミニストレータです。
 木は英語でTreeですね。日本語の中でも「トゥリー」と発音している人が多いと思いますが、いざカタカナで書こうと思うと「トゥリー」では違和感がありませんか。それで「ツリー」と書くことが多いようです。でも「ツリー」と声に出すとなんだかかっこ悪いような気もします。  --- Y.O. ---

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