ド・モルガンの法則

 論理数学や集合論で出てくる法則です。コンピューター関係ではブール代数、論理回路で必ず習います。ド・モルガン(Augustus De Morgan 1806-1871)は名前から見てフランス人のような気がしますが、実はインド生まれのイギリス人です。高校の数学では似た名前のド・モアブル(Abraham de Moivre 1667-1754)の定理というのも習います。これは「複素数をn乗すると偏角はn倍になる」という定理で、こちらはフランス人です。
 さて、ド・モルガンの法則とは、簡単に言えば、「ANDの否定は、否定のOR」「ORの否定は、否定のAND」ということです。MIL記号で表すと下の図のとおり。簡単だけどよく見ると不思議で美しい法則ですね。   --- Y.O. ---


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