この文字は山形記号またはキャレット( caret )といいます。エクセルや BASIC では10^n と書いて10nというように累乗を表すときに使います。似たものに全角の文字で ∧ があり、原稿の校正のとき脱字記号として使われます。これもキャレットと呼ばれるようですが、どちらも語源はラテン語の「欠けている」という意味だということです。
 また ê のように文字の上につける使い方もあります。数学ならばハット( hat )と呼ぶ人もいるでしょう。フランス語を習った人にとっては、アクサンシルコンフレックス( accent circonflexe )ですか。いかにもフランス語っぽい発音ですね。そして意外にも JIS で定められた呼び方がこれなんです。そうそう、大事なことを忘れていました。小学校で習う訓令式のローマ字では長音記号でしたね。でも、いまどき RÔMAZI なんて誰も使いませんから!
 ところで ワープロ で、この Ô や ê はどうやって入力するのでしょう?わかりにくいヘルプに挑戦してみませんか。    --- Y.O. ---

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