カーソルとは、ワープロやエディタで、次に文字が表示される位置を示す縦線や四角のマークのことをいいます。普通は点滅して目立つようになっています。また、マウスポインタの別名としてマウスカーソルという言葉を使うこともあります。どちらにせよ、次に入力が行われる位置を示すのがカーソルといえるでしょう。
カーソルは英語では cursor です。語源はラテン語の「走る人」だそうです。そういえば CAD で現在の座標を表す細い線をヘアカーソルといますが、あれが速く動くと走っている感じはしますね。
それはさておき、中高年の方には別のカーソルが思い浮かぶのではないでしょうか。そう、計算尺の上を滑るガラスに描かれた細い線。あれこそ「走る人」のイメージでしょう。まさに「アナログ」という言葉がぴったりの計算尺ですが、今そんな話をすると「アナクロ」になってしまいます。それで、計算尺のカーソルには訳語があります。「滑子」(かっし)というのですが、これ「なめこ」と読んでしまいそうです。 --- Y.O. ---