SCSIは Small Computer System Interface の略です。最近はあまり見かけませんが、ハードディスク、イメージスキャナなどを パソコンに接続するためのインターフェースの一種です。問題はこれを「スカジー」と読むこと。知らない人はなんで「スカジー」なのと思われるでしょう。
どうしてスカジーなのでしょう?いろいろ調べて見ましたが、これ!という根拠は見つけられませんでした。アメリカの人たちがそれでいいと思ったのでしょう。 SCSI というのはアメリカ人にとっても読みにくいと思います。「スクシー」か「スクジー」になりそうなものですが、実は「 scuzzy 」という俗語があります。これに当てたのではないでしょうか。アメリカでも「スカジー」が定着するまでは、いろいろな呼び名があったそうです。なかでも面白いのは「 sexy 」。残念ながら?これは普及しませんでした。
ところで、「スカジーというのは日本だけで、アメリカではスクージーと発音するのだ」という記事を見かけます。そんなことはありません。確かに「スクージー」という人もいるようですが、もとは「スカジー」です。 scuzzy というのが、「汚い」とか「吐き気を催す」という意味なので、それを避けているのかもしれません。 --- Y.O. ---
追記 2018.Dec
もうSCSIを使った機器を目にすることはなくなりましたね。初期のSCSIではデータ転送速度がせいぜい10MB/s(1秒に10メガバイト)でした。それが現在のUSB3.0とかS-ATA3などではGB/sに近づいていますから、その速さには驚かされます。
でも扱うデータが増えたので、結局イライラして待つことに変わりはないようです。