受験生の皆さんへ

電気電子工学科は電気電子システムを学ぶ学科です。








小さいものはおもちゃから、大きなものは 人工衛星原子力発電所まで、 これらは電気電子システムです。 自動車はまさに電気電子システムそのものです。この分野は日進月歩 で進歩しており、その守備範囲はますます広がっています。活躍する 世界がどんどん広がっています。そのような情況にあってはますます これを支える基礎教育が重要になります。電気電子システムを支える 基礎技術には電気エネルギー技術とエレクトロニクス技術があります。 この 2 分野をより詳しく学習できるように、 エネルギーコースとエレクトロニクスコース を用意して、学習選択の幅を広げています。

そもそも電気電子工学科は物理現象である電気現象や電子の振る舞い を理解して、それを利用して人類に役立てる 技術を学ぶ学科です。

すなわち自然現象を有効に活用する学問です。したがって自然現象を 確実に理解することがこの技術の基礎なのです。基礎を強固なものに すれば、その上への積み上げは独力でも可能です。この観点から 基礎学問の充実を第一に取り上げて、 自立できる技術者を養成することを目指してカリキュラムが 編成してあります。
自然現象を理解してそれを有効に組み合わせて有用なものにする、 ここがシステム技術です。この組み合わせは無限にあります。 つねにシステムに作り上げることを意識しながら基礎を学ぶように 皆さんをガイドして、卒業時には立派な電気電子システム技術者に なるように教育します。
 教育内容を大きく分類しますと、

I. 専門基礎科目群  自然科学系  
 工学基礎系
II. 専門科目群 1. 基幹科目  
2. 展開科目  電気エネルギー系
 エレクトロニクス系
 情報系
3. 関連科目  
4. 卒業研究



I. 専門教育の基礎になる専門基礎科目群 があってその中には自然科学として数学、物理、化学などを学ぶ 自然科学系とあとに続く専門科目の勉強に直結した工学基礎系の 科目があります。 
II. 電気電子の専門科目群には  1. 基幹科目があります。 ここでは電気電子工学の世界における基礎を徹底的に学習します。 それに続いて、2. 展開科目へと進み、 ここでコース別の学習が明確となるように専門分野を系で分類します。 すなわち、現代社会の基幹エネルギーである電気エネルギーについて 学習する電気エネルギー系、目覚しい発展を遂げているエレクト ロニクスについて学習するエレクトロニクス系、さらにはエネルギー コースとエレクトロニクスコースのコースに関係なく現代社会には 必須知識である情報工学について学ぶ情報系の 3 つの系が展開科目の なかに用意されています。最後に、学習した成果を関連づけする 3. 関連科目、大学での学習の仕上げてとして 4. 卒業研究があります。

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