軟弱砂地盤の超音波締固めに関する基礎的研究
1995年1月17日、兵庫県南部地震が発生しました。戦後最大の被害をもたらしたこの地震で、神戸、淡路島、阪神一帯の街やそこに住む多くの人々が大きな被害を受けました。その中でも港湾施設の液状化の被害は甚大なものであり、近代日本の歴史をそのまま映して発展してきた港町は一瞬にして機能を失いました。
この研究では超音波のエネルギーを使った液状化対策工法の開発を行いました。この工法は、従来のものと比べるとほとんど無振動・無騒音で土壌を全く汚染しない環境にやさしいものです。