かつしかハープ橋


 首都高速道路の都内荒川沿いにかかるハープ橋は世界で初の曲線斜張橋である。 しかも道路線形はS字であって、横断方向の路面勾配をつけたため、 鋼箱桁断面が連続的に変化するという複雑な立体構造である。 ケーブルは中央分離帯に定着されているが、主桁の構造軸線を塔に関して点対称な曲線とし、 塔が両側へ曲げを受けないようにしている。この橋はスパン割りがまた非対称で、 2本の塔の高さが著しく異なるという変わった形態を持つ。 更に、高い方の塔の橋脚が荒川と提を隅てて流れる綾瀬川の方にあり、 橋は流れに架かるため」、コンクリート橋脚の形式にも工夫している。


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Revised 1 NOV. 1996