三重県飯南郡飯南町粥見(かゆみ)の粥見井
尻遺跡で見つかった土偶について
A 土偶は高さ6.8cm、最大幅4.2cm、厚さ2.6cmで、別の頭部も出土した。いずれも薄い褐色で、逆三角形の体と女性を象徴する豊満な乳房の表現に加え、全体的に丸みを帯びているのが特徴。
B これまで最古されていた茨城県・早尾花輪台遺跡などの土偶よりさらに2千年もさかのぽることになり、縄文文化の解明に、新たな一石を投じる
ことになりそうだ。
@ 同県教委は10月3日、縄文時代草創期前半(約1万2千〜1万1千年前)とみられ、日本最古のものと発表した。
(平成8年10月4日中日新聞より)
文責:事口壽男
Revised 9 Oct. 1996