大同大学 DAIDO UNIVERSITY

未来への新しい風。

「実学」は、モノづくりの原点。

私は、長く大同大学で教育・研究に携わってきて「基礎の力」が何よりも重要であると考えるようになりました。先端的な研究領域が注目されがちですが、先端分野に取り組むのにも、「基礎の力」が必要です。また、将来社会に出ると、つねに柔軟で新しい発想が求められます。新しい知識やスキルも必要です。「基礎の力」は、生涯にわたって学び続け、成長し続けるためのベースとなるのです。
現代の世の中は、スイッチ一つで、なんでも動きます。クリック一つで、どんな情報も簡単に手に入ります。そのせいか、現代の若者たちは、苦労して基礎を積み重ねることが苦手のようにみえます。 学びに対する興味を喚起し、基礎力を身につけるため、私は自分で触れる、体験するということが重要だと思います。そこには感動や発見の喜びがあります。
とくに最近の学生たちは、あまり外へ出かけていかない傾向があるようです。自分だけの閉じられた世界から飛び出し、さまざまなことを経験することで、多くの気づきが得られます。価値観が変わることもあります。
「実学主義」を掲げている本学ですが、「実学」とは、実際にモノを見たり、触れたり、作ったりすることが原点です。もちろん理論を疎かにすることはできませんが、モノづくりはそこから始まります。

男女、分け隔てなく、未来へ進もう。

安倍内閣は、「すべての女性が輝く社会づくり」を推進しています。この掛け声に応じて国でも女性国家公務員の採用を増やす方針が打ち出され、トヨタ自動車をはじめとする企業においても、女性の採用比率を高めたり、女性管理職数を倍増したりする動きが本格化しています。
こうした動きは、女性がやりがいのある仕事を手にする絶好のチャンスといえます。しかし、当の女性たちが、このチャンスを見逃しているように思えてなりません。理系の女子が少ないのも、その一つです。本学も例外ではありません。
私が女性として学長に就任したことで、このような時代に風穴をあけるひとつのきっかけになればいいと考えています。モノづくりはチームで取り組むものです。男女関わりなく、分け隔てなく、力をあわせて、時代を変えるモノを作っていきましょう。
学生の皆さんとともに、また教職員が一体となって、新しい風を身体で受け止め、未来へ進んでいきたいと思います。

JIMBO MUTSUKO
学長 神 保 睦 子

PROFILE
1991年3月、名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学。その後、大同工業大学に赴任、工学部電気電子工学科教授、大学院工学研究科修士課程電気・電子工学専攻専攻長、電気電子工学科学科長などを経て、2017年4月、大同大学学長に就任。
日本磁気学会副会長などを歴任。専門は、電気電子工学。

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