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福祉環境専攻開設記念フォーラム
「万人のための福祉 〜 いま要求される福祉環境デザイナー 〜 」

 このフォーラムは、大同工業大学建築学科に本年4月より「福祉環境専攻」が開設されることを記念して開催されます。その目的は、新しい専攻が目指す教育の重要性を広く社会に伝え、専攻誕生への関心を高めていただくことにあります。
 本専攻のキーワードは、「福祉」「環境」「デザイン」の三つです。
 「福祉」は、高齢者、障害者に対する庇護のイメージで、とかく捉えられがちなところがあります。しかし、「福祉」という語の本来は、憲法に「公共の福祉」という用い方が見られる例もあるように、広く人々の幸福(しあわせ)を意味します。「福祉」の意味を本来のかたちで捉え返そうとするところに、本専攻の一番の特色があると言えます。
 人の生き方に標準というものはありません。人はそれぞれに、独自の定めと独自の思いを抱きながら生きています。目に見えない部分まで含めて考えるなら、だれが正常で誰が正常でないかなどと、なかなか言えるものではありません。そういう、本来個別な個人がそれぞれに個性的な幸福(しあわせ)を見つけることの難しいのが、工業化社会・消費社会などと呼ばれる現代社会の実情ではないでしょうか。なればこそ、「万人のための福祉」が求められなくてはいけないのだと思います。本専攻の根底にある考え方はこういうものです。
 「環境」は定義不可能なほど幅の広い言葉です。本専攻が対象とする環境とは、住まいのインテリアとその関連というほどの範囲で、内部環境というところに力点があります。
 以上を踏まえたうえで、本専攻の教育目標は、「福祉」のこころで「環境」を「デザイン」できる人、すなわち「福祉環境デザイナー」を養成するところにあります。
 当然ながら、その目標を実現するのは容易なことではありません。前例がないだけに、試行錯誤という面を残しているのも否めません。とはいえ、検討に検討を重ね、教育の内容に工夫を凝らし、最善を尽くして教育方法を作り上げた積りです。
 このフォーラムでは、教育目標と教育内容・方法について担当教員がプレゼンテーションを行い、大きな目的に向けた小さな一歩に弾みをつけるために、多くの皆様から批判と激励を賜わることを期待しております。
 さらに、建築とは異なるデザインの分野で既に偉大な業績を築いておられる川崎和男氏をお招きし、基調講演をお願いすると同時に、専攻紹介のシンポジウムにも同席いただき、大所高所からのご指導を賜ります。
大同工業大学建築学科
2006年2月27日

大同工業大学建築学科「福祉環境専攻」開設記念フォーラム

■テーマ : 「万人のための福祉 − いま要求される福祉環境デザイナー − 」
■日時  : 2006年4月10日(月) 14:00〜16:20(終了後、懇親会あり)
■会場  : 大同工業大学 ゴビーホール
■申し込み :基調講演、シンポジウム(無料)の参加申し込み、および懇親会(3000円)
        の申し込みは forum2006410@yahoo.co.jp 宛てにお願いします。

プログラム  
T)基調講演 14:00〜15:00

    「万人のための福祉」
       講師:川崎和男(デザインディレクター・大阪大学大学院教授)

  <休憩 20分>

U)シンポジウム 15:20〜16:20

    「いま要求される福祉環境デザイナー」
      コーディネーター:瀬尾文彰(建築学科特任教授)
      コメンテーター  :川崎和男(デザインディレクター・大阪大学大学院教授)
      スピーカー    :宮元健次(建築学科教授)
                 清水郁郎(建築学科助教授)

  ○ 懇親会 16:30〜

      ※会費 3,000円(参加申し込みは forum2006410@yahoo.co.jp 宛てにお願いします。)

*ディレクター 光田 恵(建築学科助教授)
*司会     稲垣卓造( 建築学科教授 )

■お問合せ: tel 052-612-5571(代表)   fax 052-612-5953


【川崎和男氏のプロフィール】

 デザインディレクター・医学博士、大阪大学大学院教授、 日本産業デザイン振興会理事、多摩美術大学客員教授。
 1949年福井出身、魚座、B型、左右利き。
 金沢美術工芸大学(工業デザイン専攻)卒業。

 インダストリアルデザイン、プロダクトデザインを中心としたデザインディレクターとして伝統工芸品からメガネ、インテリア用品、コンピュータ開発まで幅広くデザイン活動を行う。  専門はトポロジー空間論をベースとした3D-CAD/CAMによるメディアインテグレーション手法とそのデザイン開発、人工臓器からロボット、新エネルギーエンジンのデザイン、及び企業デザイン戦略の理論と実践。
 毎日デザイン賞をはじめ国内外での受賞歴多数。ニューヨーク近代美術館他、海外の主要美術館に永久収蔵、永久展示多数。グッドデザイン賞審査委員長(2001-2003)他、省庁関係や各種業界シンクタンクなどの委員を歴任。

著書  『デジタルなパサージュ』 『プラトンのオルゴール』 
      『デザイナーは喧嘩師であれ』 『デザインは言語道断!』
      『デザインの極道論』  以上(アスキー出版局)
      『プレゼンテーションの極意』(ソフトバンククリエイティブ)など

【関連ホームページ】

 川崎アドバンスドデザイン研究所
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