学歴
昭和55年 京都大学工学部機械工学科 卒業
昭和57年 京都大学大学院工学研究科精密工学専攻修士課程 修了
平成6年 慶應義塾大学大学院理工学研究科機械工学専攻博士課程 修了
学位
博士(工学)
現在までの経歴
昭和57年 豊田工機株式会社(現 株式会社ジェイテクト)入社
平成8年 ソフトウェア受託開発の個人事業 開業
平成14年 大同工業大学電気電子工学科 着任
研削加工の知的自動化に関する研究
研削加工は機械部品をミクロン単位の精度で鏡面のような滑らかな面に仕上げる加工法です。しかし、精密な加工を実現するためには熟練技能者への依存度が高く、自動化が困難な加工のひとつとされてきました。本研究では、熟練者の技能を技術に置き換える知的自動化を目指しています。
研削加工は砥石を工具として使用する点が最大の特徴です。砥石は包丁などを磨くのにも使用されているように、微細な加工を可能にする反面、加工の制御が困難と言う問題点があります。そのため、従来は熟練技能者にしかできない加工とされてきました。しかし、近年の情報処理技術の進歩により、工作機械をコンピュータで制御することが容易になってきました。そこで、熟練技能者の有する高度な技能を、高速な加工シミュレーションや人工知能処理などを応用して自動化できれば、機械加工の生産性向上に大いに役立てることができます。
「偶然は必然の積み重ねである。」
幸運は待っているだけでは訪れることはありません。日々、努力を積み重ねているうちに、突然、幸運ともいうべき機会に恵まれるものです。また、何か失敗をした場合、「ついていない」と不運を嘆いても何も得るものはありません、そこに至った過程を反省すると、何か失敗の原因があるはずです。成功も失敗も偶然ではなく、小さな必然が積み重なった結果そのように考えて常に努力することが必要と思っています。