学歴
昭和56年3月 東京工業大学工学部機械工学科卒業
昭和60年3月 東京工業大学大学院理工学研究科機械工学専攻博士課程中退
学位
平成2年5月 工学博士(東京工業大学)
現在までの経歴
昭和63年10月 東京工業大学工学部機械工学科助手
平成22年4月 大同大学工学部総合機械工学科教授
様々な塑性加工を受ける材料の延性破壊現象の解明
材料が大きな塑性加工を受けた後に破壊する現象を、延性破壊と言います。どのような条件において延性破壊が起きるかを明らかにすることは、塑性加工において非常に重要です。しかし、未だにどのような条件において材料が破壊するかは殆ど明らかになっていません。そのため、この研究を行っています。
材料に力を加えた後に材料から力を取り除きます。加えた力が大きい場合、材料は元の形に戻りません。この元の形に戻らない性質を塑性と言います。この塑性を利用して材料を様々な形に加工することを塑性加工と言います。実際の塑性加工においては、生産性を向上させるために、材料を限界まで加工します。ここで、材料を限りなく加工すると材料は破壊します。すなわち、材料を限界まで加工することは、材料が破壊する直前まで材料を加工すること、を意味します。生産性を向上させることは永遠に必要です。そのため、この研究テーマに魅力を感じています。