横井 健二 教授

プロフィール

千葉大学の工業意匠学科卒業後、日立製作所入社、デザイン研究所に勤務。家電製品からコンピューター、鉄道車輛までの幅広いプロダクトデザインを手がける。また、米国イリノイ工科大学客員研究員として1年間、欧州デザイン拠点のミラノとミュンヘンに6年間駐在するなど、海外でのデザイン経験も豊富。欧州では様々なデザインコンセプトの立案を現地デザインファームとのコラボレーションによって推進。帰国後には、日立グループのブランド戦略を担当。プロダクトから企業アイデンティティまでと幅広いデザインの経験を持つ。

身の回りにあるもの、それら全ては生活を便利に楽しく快適にするために存在しています。でも時々、こうなっていたら使い易くなるのに、あるいは快適に楽しく使えるようになるのに、と感じたことはありませんか?プロダクトデザインとは、ものやシステムの新しい姿を構想して創り上げていく仕事です。これまでに無かったものやシステム、そして今までに解決できなかった課題を克服し、より良いものを創造する仕事です。生活をより豊かに楽しくしたいと思っている人、そんな人に打ってつけの仕事です。
私は電機メーカーで家庭電化製品やコンピューター、新幹線、そして発電所景観などのデザインを経験してきました。個々のプロジェクトでは、今までに無かったものや、できなかったことの実現に絶えずチャレンジしてきました。もちろん、楽しいことばかりではありませんでしたが、苦労の末に成し遂げたデザインに触れた方から、一言「これ、良いね」と言ってもらえたときの喜びは格別です。皆さんも、その喜びを味わってみませんか?

MESSAGE

在学生へのメッセージ

大学で学ぶことは社会へ出て使うことの基礎の基礎です。そのような基礎が学べるときとところは、今と此処にしかありません。一見面白みに欠けるように見えていることでも、将来デザイナーとして様々なプロジェクトに携わっていく際に、絶対に役立つ引き出しを作ることにつながります。しっかりとこの基礎を学んで、自分の引き出しを一つでも増やしてください。

受験生へのメッセージ

プロダクトデザインの世界は、大変面白いし、やりがいのある仕事です。昨日までこの世の中に無かったものをデザインし、喜んでもらえる仕事です。もの作りの好きな人、ものをもっと良くしたいと思っている人は、プロダクトデザインを学んでみませんか?