本田 隆司 教授

プロフィール

学生時代は通信衛星を使った無線パケット交換システムを研究。NTTの研究所では、ネットワークの基礎研究等に携わった。

ネットワークの新たな可能性を探る

企業出身の本田先生は、自身の経験を生かしてネットワークの新たな可能性を追求している。パソコンや携帯電話の普及によりますます活性化しつつある、ネットワークの世界。次々に開発される技術は、瞬く間に実用的なサービスへと姿を変えていく。本田先生が取り組んでいるのは、世の中にうまれた新しい技術を探しその技術を改良することで応用分野を切り開いていく研究である。「企業在籍中は、様々な製品や技術の実用化に携わっていました。だから今でも、世界中で開発される先進的な通信システムやネットワークの装置などに、常に関心を持っています」。時代の先にある「面白いこと」を見つけてくる“目”こそが、先生の最大の武器となるのだ。しかし移り変わりの速いネットワークの世界では、先生の予想を越えるような出来事もたくさん起こってきたという。「たとえば、昔なかなか普及しなかったテレビ電話が今では若者の間で何の抵抗もなく受け入れられています。自発的なニーズによって輪が広がっていくところも、ネットワークの面白さです」。

「面白そう」と感じる気持ちを大切にしてほしい

先生が見つけてきた「面白いこと」は、研究室の学生に投げかけられる。「私は、学生がまだ知らない面白いことをたくさん知っています。その面白さをできるだけ学生と共有していきたい」。学生には先生のそんな思いが伝わるのだろう。本田研究室の学生にこの研究室を選んだ理由を聞くと、「面白そうな感じがしたから」と答える者が多い。先生は、その気持ちを大切にしていってほしいという。なぜならその気持ちを持っている学生は、面白いことを自分の力で探していくことができるから。「その面白さを共有した者同士がグループを作り、そのグループ内で役割が分かれていく。そうやって組織の中で学んでいくことも研究の目的の一つだと思います」。先生のベースにあるのは、自信が学生時代に感じたワクワク感。今は指導者として、一人ひとりが持つそれぞれのワクワク感を学生と一緒に発掘したいという。「面白さは、決して言葉で表現できるものではありません。それは自分が実際に経験して、初めて感じられるもの。だから私は、学生に何かを教えるのではなく、学生と一緒に探していきたいのです」。

担当科目
  • ネットワークプログラミング・ネットワークコンテンツなど