西脇 武志 教授 [Takeshi NISHIWAKI]

プロフィール

学歴
平成3年 東京大学工学部 物理工学科 卒業
平成5年 東京大学大学院工学系研究科修士課程 物理工学専攻 修了
平成17年 名古屋大学大学院工学研究科 材料プロセス工学 博士後期課程 修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
平成5年 新日本製鐵株式会社 入社
平成10年 名古屋市工業研究所 入所
平成28年 大同大学機械工学科 着任

現在の研究テーマ

専門分野は塑性加工で、アルミニウムなどの軽量金属の塑性加工法の研究や金型の最適設計技術の研究に取り組んでいます。また、発泡樹脂などの新素材を使った構造部品への適用技術についても研究を行っています。これらのテーマを取り組むにあたって、計算技術の向上と材料特性の評価技術の両面から研究を行っていきます。

研究テーマの魅力

東海地方は、自動車産業を筆頭にものづくりの企業が多く、それを支える塑性加工の分野は大変重要な技術分野だと考えています。特に軽量化に重要な新素材は成形性の悪いものが多く、加工技術の進展がないと普及が進みません。新しい素材や部品の生産プロセスの開発に関われることが魅力です。また、実際のものづくりでは、材料・加工・設計技術が密接に絡んでいますが、私の研究分野である塑性変形とCAEのキーワードは、どの段階でも横断的に関係する技術です。そのため、ものづくりの色々な段階に関わることができます。研究成果が企業に必要とされ、社会の役に立っている実感が持てることが魅力です。

MESSAGE

在学生へのメッセージ

卒業時に自分はどうなりたいのかを一度考えてみてください。色々なことを経験し、多くのことに挑戦して、理想の自分との差を少しずつ縮めましょう。また、大学は学問にじっくり取り組める最後の機会です。今のうちにしっかり勉強して社会に出てからの力を蓄え、誰もが経験したことのない道を開拓する人になってください。

受験生へのメッセージ

機械工学は古くからある学問領域ですが、未だに産業界における重要な基盤技術の一つです。大同大学の機械工学科には、ものづくり基盤技術分野を専門とする先生が大勢おり、企業のニーズの高い実践的な学問が学べます。ものづくりを通じて社会に貢献したい学生を歓迎します。