渡邊 慎一 教授 [Shinichi WATANABE]

プロフィール

学歴
平成3年 名古屋工業大学 工学部 社会開発工学科 卒業
平成8年 名古屋工業大学大学院 工学研究科 社会開発工学専攻 博士前期課程 修了
平成11年 名古屋工業大学大学院 工学研究科 社会開発工学専攻 博士後期課程 修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
平成3年 大成ユーレック株式会社 入社
平成11年 名古屋工業大学大学院 VBL 着任
平成12年 大同大学 建設工学科建築学専攻 着任

現在の研究テーマ

室内および屋外の温熱環境に関する研究に取り組んでいます。暑い夏にどうしたら涼しく過ごせるのか、寒い冬にどうしたら暖かく過ごせるのか、生活・建築・都市の視点から様々な研究に取り組んでいます。現在、熱中症の予防を目的として、建物陰、オーニング、樹木、テント、日傘などの遮熱効果を明らかにする研究を進めています。

研究テーマの魅力

人は暑すぎたり寒すぎると、不快になるだけでなく、健康にも影響を及ぼします。生活の工夫や建築・都市のデザインによって、安全で快適な環境を創り出すことはたいへん重要です。特に最近は熱中症が社会問題となっています。暑い環境をどのように制御して、涼しくするのか、これは日本だけでなく、世界的な課題です。目に見えない熱を科学的に測定して、評価や設計に結びつけていくことは、人々の安全・安心と快適を実現する重要なテーマであり、大きな魅力を感じています。また、最近は紫外線にも興味を持ち、紫外線からどうやって身を守るのかというテーマにも取り組んでいます。

MESSAGE

在学生へのメッセージ

大学は勉強をするところですが、それだけではないと考えています。多くの友人や教員、あるいは地域・企業の方々と知り合い、様々な活動を通して、お互いに成長する場でもあると考えています。大学で知識や教養を身に付けると共に、人間力も身に付けて、大きく社会に羽ばたいて下さい!

受験生へのメッセージ

大学は受け身の勉強ではなく、攻めの勉強ができるところです。自分の興味・関心を深く掘り下げ、自ら能動的に勉強することはとても楽しいものです。授業をきちんと受けることは重要ですが、それだけではもったいないです。長い夏休みや春休みを利用して、何かにチャレンジしてみて下さい。建築設計競技に参加してもいい、本を読み漁ってもいい、好きな建築家の作品を見に旅に出てもいい、全てが勉強になります。大学はそれができるところです。一緒に楽しく勉強しましょう!