学歴
昭和58年3月 名古屋大学大学院博士課程 工学研究科応用物理学専攻 満了
学位
工学博士
現在までの経歴
名古屋大学大学院工学研究科量子工学専攻 助手
反射電子回折法を用いた表面・薄膜の原子構造解析とナノ電子デバイス材料の開発を行っています。最近は電子線が結晶表面に入射した場合に表面近傍に形成される電子波動場の計算にも着手しています。電子波動場の研究は未だ十分理解されておらず、基礎的物理の解明とともに分析技術への応用が期待されています。
研究は何故だろうかという素朴な疑問に対する欲求と思います。私の場合は、反射電子回折パターンが大変美しく魅了されました。何故そのような回折パターンが現れるのか、斑点の強度から何がわかるのかといった素朴な疑問から抜け出せず今日に至っています。理屈を知るにはかなりの時間と忍耐が必要ですが、理解できたときの喜びは大きいものと感じます。