橋本 雄一 教授 [Yuichi HASHIMOTO]

プロフィール

学歴
昭和58年 中央大学理工学部電気工学科 卒業
昭和60年 中央大学大学院理工学研究科博士課程前期課程電気工学専攻 修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
昭和60年 キヤノン株式会社 入社
平成24年 大同大学電気電子工学科 着任

現在の研究テーマ

物質には必ず表面が存在しますが、物質内部の研究に比べてまだまだ未解明の部分が数多く残されています。研究の対象は、様々なプラズマ技術を用いて表面処理を行った物質表面の電子状態を調べ、環境にやさしく産業応用に役立つ新しい機能を備えた物質を創りだすことです。

研究テーマの魅力

物質の表面は、電気電子的性質のほか、トライボロジーや物理・化学的な技術分野に関与しているので、総合的な知識を得ることができる重要な研究テーマです。電気電子分野の技術を深く掘り下げることも重要ですが、他の技術分野との関連性を解き明かし、学問に対する興味を更に深めることができることが大きな魅力です。

気になる言葉

「飲水思源」
一般には「水を飲む者は、その源(井戸を掘った人の苦労)に思いを馳せなさい」という意味です。大学に所属している者としては、「大学教員に教育研究活動で師事した学生は、社会に出て一角の人物になった暁には、恩師のことを思いだし、感謝の念に尽きない日々をおくる」と解釈したいところですが、皆さんはどのように考えますか?

MESSAGE

在学生へのメッセージ

大学生活には、「試験が終わったら…」、「4月になれば…」など日程の上で定められた区切りがあります。大学から社会へ羽ばたいた後も、同じように時間の流れに区切りを入れていくことが繰り返されますが、新しい仕事や生活の中での勉強は、本来大学以前から途切れることがないものであることを、常に意識の中に留めておいてください。

受験生へのメッセージ

電気電子という文字を見ると、それだけで難しい学問と考えてしまうかもしれません。ところが世の中を見まわしてみると、農林水産業、バイオ、通信、AIなど全ての産業分野で広く電気電子の知識や技術が使われています。いまや電気電子工学の知識は無くてはならないものであり、高校生の皆さん一人一人が、将来取り組みたいと考えている夢を実現するために必要不可欠な学問といえます。