学歴
平成6年 名古屋大学工学部情報工学科卒業
平成8年 名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程前期課程修了
平成11年 名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程後期課程修了
学位
博士(工学)
現在までの経歴
平成12年 名古屋大学助手
平成16年 名古屋大学助教授
人間は、見る、聞くという重要な情報処理を行なっています。人間の優れた視聴覚の情報処理機能を学び、それをコンピュータを使った情報処理によって工学的に実現する研究を行っています。
さらに、人間には知覚できないような高速な対象(卓球ボール)を高速度カメラで撮影し、その対象を画像処理技術を使って計測する研究を行っています。この研究は、実際に味の素ナショナルトレーニングセンターにて卓球選手の練習に使われています。また、視聴覚機能を情報技術を用いて代替あるいは支援する福祉情報工学の研究をしています。
人間は自然に物を見、音を聞いて環境を認識しています。その情報処理の仕組みがどうなっているのかを研究し、コンピュータやロボットによって工学的に実現すれば、世の中に役に立つものができると思っています。実際に、卓球の練習の様子や聴覚障害者の教育の様子を見て、今の情報技術をうまく活用すれば、きっと役に立つと思い、研究を続けています。人と関わり合いながら社会的に有意義な研究を行うことに大きな魅力を感じています。